倉リ農園

長野県/白馬村

白馬村の南、神城地区で栽培されている倉リ農園さん。
貴重な、白馬村の有機農家さんです。

どんな場所で栽培されていますか?

白馬の南、サノサカスキー場と道の駅の間にある沢渡地区で作っています。
白馬の駅前あたりの中心と違い、谷が狭い為、北アルプスは見えません。
陽が沈むのも早く日照時間が短いです。
また、石の多い地区でもあり、近所の農家さんたちも苦労している場所でもあります。
沢渡地区は、スキー場もないため移住者や海外の方が少なく、華やかな白馬中心とは違い昔ながらの集落といった感じです。
家庭菜園から農業までされている方も多く、よく野菜を近所の方から貰ったりするごく普通の農村地区です。

主な野菜と出荷時期は?

アスパラが出荷の95パーセントを占めています。
春アスパラ(4月下旬~5月中旬)
夏アスパラ(7月上旬~9月下旬)
トマトやにんにくなども少量作っていますが、不定期です。

購入は、直接お電話頂くか、メール頂ければ対応します。
当園ホームページのネットショップからも購入できます。
スーパーAコープ白馬の直売コーナー、大町デリシアの直売コーナーなどでも出品しています。
詳しい出品情報はフェイスブックやインスタグラムにて発表しています。是非ご確認下さい。

栽培方法、こだわりは?

農林水産省が定めるオーガニックの法律、有機JAS取得の為、同基準にて栽培中です。
取得の申請には、同基準の栽培期間が3年間必要です(多年草の場合)。
また、有機JAS内でも、自然由来の農薬の使用は認められています。
当園でも銅を使った銅水和殺菌剤などを使用しています。
一部のアスパラは、その農薬も使わずにお酢とバチルス(納豆菌)菌だけで、実験的に栽培している畑もあります。
より詳しい栽培方法や、使用資材の確認は当園ホームページを確認下さい。

オーガニックで作ることになったきっかけや思いは?

元々農業をする予定はありませんでしたが、家庭菜園くらいは夢見ていました。
白馬に中古物件を購入した際にかなり広い農地が付いてきて、白馬役場に相談したところ、就農研修の情報を教えて貰いました。
これが一番最初の農業へのきっかけです。

2年間の白馬村内農家での研修が始まった当初、長野県が促進するアスパラの栽培の計画はありましたが、オーガニックはまだ考えていませんでした。
オーガニックへのきっかけは、研修先農家の栽培管理や農薬の使用管理方法のいい加減さ、研修とは呼ぶには相応しくない内容。

先の事を考えず、ただただ環境破壊をしているとしか思えなかった事が、オーガニックへの転換となりました。
研修中は、研修農家の、”有機なんか駄目に決まってる”という言葉を聞きながらも、独自に有機の事を勉強し、独自にアスパラの管理に努めました。
就農後は、研修先では有機の知識は皆無だった為、県の農業普及センターの助言で、県の主催するオーガニックアカデミー講義に参加したり、他の先輩有機農家さんにお話を聞いたりし、知識を深めました。
また、白馬JAの営農センターでは有機JAS適合資材の証明書や資材入荷など相談協力頂きました。

オーガニックへのきっかけは、農業研修先の反面教師からでしたが、自分自身が消毒などでかかるリスクがないこと、子供が安心して入ることの出来る畑、消費者に安心を届けるという意味からもオーガニックを選んで良かったと思っています。

アスパラの、「白い部分」根元の方までつけて販売されている倉リさん。
白い部分はかたいけれど、とても美味しいアスパラのお出汁がひけるそうです。

「現在はアスパラ中心の出品となっていますが、今後はブドウやブルーベリーなども栽培していきます。
また、かわった野菜や果樹も作っていきますので、今後は多品目になってオーガニックマーケットで華やかな販売ブースとなっていきたいです。」

すでにいつも早々に売り切れてしまうほど人気のアスパラ。
数少ない白馬の有機農家さんの今後が楽しみです。

白馬オーガニックマーケット以外で倉リ農園さんのお野菜が買える場所
大町デリシア直売コーナー
スーパーAコープ白馬直売コーナー
Webページのネットショップ、また直接のお電話やメール。

 

倉リ農園  
白馬村沢渡
澤西 洋和

399-9211
長野県北安曇郡白馬村神城6767
090-8648-9205 または、050-3575-3626(代表 澤西/さわにし)

ホームページ:kurarifarm.com
ブログ:blackink-tandem-bicycle.blogspot.com/